30歳になった
30歳になったので20代を振り返ってみる。…と書き出したものの気が進まず放置していたら31歳がすぐそこまで迫っていた。31歳になったらさすがに書く気がゼロになりそうなので、今のうちに雑に書き切ることにした。
振り返り(時系列順)
- 大学を1年休んで海外を周った(写真)。これまでの人生でいちばん刺激だった1年間だった。
- 新卒で某大企業に入社したが適性が無くてすぐ辞めてしまった。「ここでやっていけなかったらどこでもやっていけないから」と忠告してくれた先輩、あなたのおかげで辞める決断ができて結果的に大正解でした。本当にありがとうございます。
- プログラミングとデザインという最高の楽しみを見つけた。一生やっていきたい。
- 犬を飼い始めた。毎日1時間の散歩中に考えごとするのが習慣になった。自分が20代に作ったWebサイト/サービスのアイデアはだいたい散歩中に生まれた気がする。保護犬はいいぞ。
- 家の近くでヒッチハイクしていた猫を飼うことになった。我が家の癒やし。
- 数人ではじめたWebメディアが最終的に3000万PV/年に到達した(運営は他の人に引き継ぎ済み)。
- スタートアップになんでも屋として入社。CI・BIからロゴ、デザインガイドライン、コーポレートサイトやLPの作成まで好きにやらせてもらってすごく楽しかった。プログラミングを本格的に始めたのもこの頃。社内向けの効率化ツールや顧客管理システムなどなど自由に作らせてもらって何かと勉強になった。一緒に働いていたメンバーとは未だに付き合いがあるし、入社して良かったと思う。
- Resumeというポートフォリオ作成サービスを作った。はじめて本腰を入れて作った個人開発Webサービス(譲渡済み)。
- Zennという技術情報共有サービスを作った。2021年2月にクラスメソッドに譲渡し、今は週4日Zennチームで仕事をしている。色々と頭を悩ませることが多いが、やりがいと夢がある。
- 子どもが生まれた。かわいい。楽しい。けどキツい(キツい)。
感想(というか反省)
とにかくたくさん働いた。勉強もたくさんした。その結果得られたものは多くあるが、一方で「こんなに働かなければアレが出来たのになー」と思うこともある。
今もそうなのだが、常に漠然とした焦燥感があって空いた時間があれば「仕事しないと」「勉強しないと」とパソコンを開いてしまう。生産することや知識を獲得することに重きを置き、目の前の出来事を純粋に楽しめないこともある。
時間をかけて趣味に取り組むことも少なくなった。20代前半の頃はゲームが好きだったのに、今は「その時間を使って勉強したい/開発したい」と無意識のうちに考えてしまうからか続かない。ずっと続いている趣味といえば、短時間で集中して楽しめる映画鑑賞(と、ときどき漫画、小説)くらいになってしまった。
プログラミングが楽しすぎるのが原因なんだろうけど、こういう無理した生き方を続けていると、他のものごとに対する好奇心が失われて、薄っぺらい人間になってしまう気がする。
30代どうするか
もう少し人と顔を合わせて仕事をしたい
20代後半は仕事と言えば99%一人でパソコンと向き合うものだった。振り返ると仕事の思い出みたいなものが極端に少なくて薄い。「ああいうことあったよね〜」みたいに思い出せる出来ことがほとんどない。一緒に振り返る人もいない(書いていて悲しくなってきたよ)。30代はもっと人と顔を合わせて仕事をしたい。
人間関係を広げたい
20代は色々と一人でやってしまうことが多く、結果的に人間関係がほとんど広がらなかった。インターネットで知り合って直接会った人は片手で数えられるくらい。30代はもう少し一緒に何かを作ったり、遊びに行ったりする友達を作りたい(大学1年生か)。早く情勢が落ち着いてほしい。
純粋にやりたいと思えることをやる
20代も好きなことを中心にやってきたが、なんとなく上手くいきそうなことやお金になりそうなことばかりに目を向けてきた感じがある。30代では得るものが少なそうに見えたとしても、自分が純粋にやってみたいと思うことであれば思いっきりやっていきたい。
全く別の世界で挑戦してみたい
プログラミングやデザインを活かしつつ、全く違う世界で何か挑戦してみたい。たとえば実店舗でのブランディングとか仕組み作りとか。自分が知らない難しさがたくさんあるのは言うまでもないが、失敗するなら/懲りるなら早めが良い。
どこかのタイミングで英語圏向けのサービスにも腰を据えて取り組んでみたい。うーん、やりたいことは色々あるが、自分ひとりの力では難しいことばかりだ。30代はもっと謙虚に、人の力を借りてやっていこう。
そして何より
👶・🐱・🐶・👩 たちと過ごす時間を満喫するぞ。