ZennとClassmethod

Published
Volume
2 min read
Written By
catnose

Zennは個人開発から脱却し、クラスメソッド株式会社のサービスとなりました。僕(catnose)はクラスメソッドのスタッフとして、Zennの開発を続けます。ユーザーに愛されるサービスを目指して、チーム体制を整えて運営していきます。


早いものでZenn needs helpを書いてから4ヶ月が経ちました。実はこの記事を公開してから20以上の会社から連絡をいただきました。

中には自分が愛用しているサービスの運営会社や、憧れていた会社からも声をかけていただきました。話はまとまらなかったものの、お話ができたことを心から嬉しく思います。

大ヒットサービスを連発している会社や、驚くほどの金額を提示してくれた会社もありました。

どの会社からのオファーも魅力的でとても迷いましたが、最後はクラスメソッド社の中で一緒にやっていくことを決めました。


ブログ形式の投稿サービスというのは運営が難しいものです。ユーザーは時間と労力をかけて記事を執筆をします。技術記事となればなおさら労力が必要です。そんな中、自分たちのサービスへ知見を投稿してくれるわけです。

ユーザーへの負担が大きい分、ユーザーがサービスを見る目は厳しくなります。運営会社ばかりがおいしい思いをしていれば、ユーザーは離れていってしまいます。この分野のサービスは、今どきのスタートアップのサービスにようにガンガン広告を打って、ガンガンユーザーを集めて、右肩上がりに売上を伸ばしていく…というのが難しい分野だと思います。

クラスメソッドの社長の横田さんとはじめてお話したとき、他の会社とはまったく違うスタンスを持っていたことが印象的でした。

他の会社では、どのような戦略を立てて、どのように多くのユーザーを集め、どのようにマネタイズするかという話が主題となりました。上場企業であれば、ステークホルダーの合意を得るためにこれらの話はとても重要です。

一方で横田さんは、そのような細かなビジネス的な話よりも、Zennというサービスやそのユーザー、技術的な話に興味があるようでした。マネタイズについては「周りまわって、何らかの形でできればいい」とお話しされていました。どうビジネスするかではなく、どう良いものを作るかについて議論できたことが嬉しかったです。

クラスメソッド社よりサービスの「グロース」というものに長けていそうな会社はいくつもありましたが、この分野では他サービスのやり方はマイナスに働きかねません。一方で、DevelopersIOという自社メディアを途切れることなく更新し続けているノウハウや文化はZennに活きると感じました。

DevelopersIO と同じように、Zennというサービスも長期間にわたり多くの人から愛されるものにしたいと思っています。


Zennというサービスでやるべきこと・やりたいことはまだ多くあります。クラスメソッドのメンバーと、自分ひとりでは出来なかった領域に手を伸ばせることが楽しみです。

今後とも Zenn をよろしくお願いします。


よくありそうな質問

DevelopersIOとZennは統合する?

統合しません。今後も別のサービスとして運営されます。

いつからクラスメソッド?

2021年2月1日〜です。